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全世界を統べる大神ゼウスが、いつものようにほんの数百年のまどろみから目覚めると
そこには信じがたい光景が広がっていた。

西暦2525年ー。なんと人類はその文明とともに、跡形もなく滅びていたのだ。

なぜ？どうしてこんなことに？？
ゼウスの目覚めを待っていた世界の神々は、
ゼウスに世界を守れなかったことを詫びると同時に
「なんとか歴史をやり直せないか」と懇願。

歴史の変更は禁忌・・・・・
だが、この世界を愛しすぎていたゼウスは世界各国の神々を召集し、
【それぞれ一度だけ、好きな時代の好きな人物に手紙を届ける】ことだけは許可する。

ただしーーーゼウスは最後にこう付け加えた。

「手紙を出す者は、神の力を失い、人間として寿命を全うする事となる」

ためらう神々の中で、最終的に名乗りをあげたのは、
天照大神を含む５カ国の神のみだった

かくして、神々が、神である力と引き換えに挑む
空前絶後のプロジェクト『お手紙大作戦』が、今ここに幕を開けることとなる。